塾講師1年目の試練
塾講師になってもうすぐで二か月になる。
みんなはバイトになれたかい?
こっちはかなり慣れた。塾講師はすぐに慣れないと意味がないからだ。
自分は社会を専門にしている。(時に国語・英語・小学算数)
最初、自分はなぁなぁで一年を過ごしたかった。しかしそうはいかない。室長が変わり、方針も勿論変わった。前までの方針は「自分らしさ」を大事にしていた。今回の方針は「情報の共有」だった。前の方針のデメリットは「自分らしさ」を優先していたため、自分らが使っていた教科書をこぞって使っていたのだ。すると何が生じるか。
そう、引継ぎの際に面倒なのだ。
そういうことは自分も前々から思っていた。そのことを室長に話すと、「それな」と返された。今の室長とは高3の時に合宿にいた人だった。今の室長はかなりのめんどくさがり屋であり、すべて部下に押し付けていたと前室長から聞いていた。そしたらさっそく自分に押し付けが来た。まぁ、事務関係は慣れていたのですぐに終わった。「なんだ、こんなもんか」と思った。しかし自分は事務の人ではない。事務の人はちゃんといる。
事務作業が終わった直後に講師研修が始まった。
簡単に言うと、自分が現在働いている教室は講師陣がぬるいと指摘された。自分は1年目なんでよくわからなかった。特に緩いのは「社会」と言われた。
自分は背筋が凍った。「まじか…自分がこれから担当するのに」
すると室長はこんなことを言った。
「君が受験社会の責任者になりなよ」と。
自分はさらに混乱した。「1年目の俺がやっていいのかよ」自分は聞き返した。
「本当に自分でいいんですか?」
この返事に室長は「君が1年目の中で一番期待しているといわれた。」
「期待」
この言葉はどれだけ重圧かは自分がよくわかっている。
ここまできたら引き下がれないなと思い「やります。」と言った。
そうして1年目の試練が始まった。
最初に行ったことはさっきも取り上げた「情報の共有化」と「教科書の統一化」
この二つをすることによって引継ぎの際には困らない。
次にしたことは講師での「ミーティング」だ。
ミーティングをすることによって「質」の向上・「講師間のトラブル回避」を目的とした。これは昨日終わった。もちろん主催者は自分だった。
引き受けた理由が自分のレベルアップともう一つある。
「復讐」
これまで自分は中学・高校で馬鹿にされてきた。もちろんその時は笑顔で対応してきた。けど今思うと腹が立ってくる。大学受験で見返すと思い自分なりに猛勉強してきたが結果はFランギリギリの大学だ。しかも後期試験の補欠。今通っている大学もFランだが楽しい。バカはバカで集まっているのでほっとけばいい。なので久しぶりに会うと馬鹿にされる。さらに腹が立ってきた。「塾講師をやる」と言ったら。
「おまえが?」「できねぇよ」「生徒がかわいそう」「もって一か月だな」
ほかにもたくさん言われた。言ってきた奴らはバイトをしていないらしい。
いいよなぁ、富豪は。すぐに下をバカにするんだもん。
そんな奴らを見返すために塾講師の受験生対応を引き受けた。ぜってー全員第一志望校に合格させてやる。
塾講師はストレスとの戦いだ。なので大半の講師がたばこを吸っている。
自分?自分はエレクトロニクスよ。いまでもながらブログを書いている。
これから報告書を書かねば。ではまた8月に。
SEE YOU AGAIN